【白岡市】「ごめんなさいね。終わっちゃったんだよ」――700円定食で愛された『味楽来』が閉店
白岡市西にある定食屋『味楽来(みらくる)』が、2026年5月30日をもって閉店しました。
読者の方から情報提供をいただき、閉店から数日後、現地を訪ねてきました。お店は白岡駅西口から徒歩約17分。店頭には、手書きの貼り紙が掲げられていました。
店内に入ると、お母さんが椅子に腰掛けていました。「ごめんなさいね。終わっちゃったんだよ」そう声をかけてくださいました。特別に店内も見せていただきました。
壁一面には定食のメニューが張られていました。手作りコロッケ定食は600円、焼きそばセットや天ぷらうどんセットは700円。今どきなかなかお目にかかれない、やさしい値段です。
小上がり席には座布団が並び、テレビが静かに流れていました。ずっとそこにあり続けた、いつもの場所の空気がまだ残っているようでした。
キッチン前にはたくさんの花が飾られていました。「もっとたくさん頂いたんだけど、みんな持っていってもらったんだよ」そう話してくださいました。それでも店内には色とりどりの花が並び、どれほど多くの方がこのお店を大切に思っていたかが伝わってきます。
味楽来は、手作りのコロッケやアジフライ、野菜炒め定食など、毎日食べたくなるような家庭的な料理で常連客に親しまれてきました。早朝から丁寧に仕込みを続け、長年にわたって白岡の胃袋と心を支えてきたお母さんたちが、惜しまれながら店に幕を下ろしました。気軽に立ち寄れる食堂がまたひとつ姿を消してしまうのは、寂しいことです。
帰り際、お母さんは笑顔で見送ってくださいました。「長い間ありがとうございました」――貼り紙のその言葉は、地域への感謝とともに、長年足を運んでくれた皆さんへの、最後のあいさつのように思えました。長い間、本当にお疲れさまでした。
情報を提供してくださり、ありがとうございました。
地域で「気が付いたこと」や「気になること」、「最近の変化」などの情報をお待ちしています。
「ここ新しいお店ができそう」「工事してたけど何ができるのかな?」など、
ちょっとした気づきでも大歓迎です。
いただいた情報は、地域のみなさんの“知りたい”につながる大切なヒントになります。
ぜひ、気軽にお知らせくださいね。
- 住所
- 埼玉県白岡市西5-1-5






