【白岡市】しらおか味彩センターでは今年も古代蓮が開花 一方、新白岡地内調整池では花が見られず
毎年夏になると、新白岡9丁目の調整池と白岡市千駄野の「しらおか味彩センター」の池では、淡い桃色の古代蓮が咲き、早朝から訪れる人を楽しませてきました。しかし2025年8月現在、新白岡の池では花が一つも咲かず、葉すら見られない状態です。
白岡市の「市長への手紙」には、市民から「新白岡の古代蓮池でミシシッピアカミミガメが大量繁殖し、新芽が食べられて花数が減っている」との声が寄せられていました。川越市の伊佐沼では同種による食害で古代蓮がほぼ全滅した例もあり、「早急な駆除を」との要望もあったそうです。
市によると、令和4年頃から生育不良が続いており、降ひょうや水位低下など複数の要因が重なっている可能性も。現在は肥料散布や枯葉除去などを行っており、今後はカメの駆除も視野に入れるとしています。

※画像はイメージです。
ミシシッピアカミミガメは、幼体の頃には「ミドリガメ」と呼ばれ、お祭りでは「金魚すくい」と並んで「亀すくい」として人気を集めていました。

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しかし、無責任な放流が増えた結果、生態系への悪影響が各地で深刻化。2023年6月からは「条件付特定外来生物」に指定され、飼育や販売が規制されています。今年は見られなかった古代蓮ですが、市は「観光資源として再び親しまれるように」と対策を継続予定。来年こそ、夏の朝に池一面を彩る花が戻ってくることを願いたいです。
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