【蓮田市】芥川龍之介の命日にあわせて文学体験を 夏休みは親子で稲荷神社と図書館を訪れてみませんか?
7月24日(木)は、日本文学を代表する小説家・芥川龍之介の命日でした。明治から大正時代にかけて活躍し、「羅生門」「鼻」「蜘蛛の糸」など、数々の短編を生み出した芥川龍之介。
その作風は、人間の内面や社会の矛盾を鋭く描き出し、今もなお多くの読者に読み継がれています。
実は蓮田市根金にある稲荷神社の境内には、芥川龍之介による自撰自筆の石碑が残されています。
刻まれているのは、蓮田市出身で龍之介と親交のあった関口平太郎氏の善行を讃えた碑文で、「正直の頭に神宿るとはかう云う人」と記されています。
この石碑は、全国に数ある芥川の碑文の中でも最も古いものとされており、自筆で書かれた碑文としては唯一の存在。文学研究の貴重な資料としても注目されています。
また、蓮田市立図書館では、芥川龍之介をはじめとした、蓮田市にゆかりのある人物の特集コーナーを設置。
涼しい館内で、作品と静かに向き合える時間を過ごせるほか、お子さんの読書習慣づけにもぴったりです。
現在は、内容はそのままに現代風にアレンジされ、若い世代にも親しみやすい表紙で再刊されていたり、まんがサイト「ガッコミ」では『偉人たちの恋文物語』として芥川龍之介が描かれていたり、KADOKAWAの人気作品『文豪ストレイドッグス』ではキャラクターとして登場するなど、幅広い世代に親しまれる存在となっています。
こうした作品にふれることで、あらためて芥川龍之介の魅力を感じられるかもしれません。
この夏は、地域にゆかりのある文豪にふれて、知的なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
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