【白岡市】千駄野・篠津でアライグマの被害拡大 とうもろこしやメダカが食べられる事例も
白岡市内の複数の地域で、アライグマによる被害が相次いでいます。2025年7月現在、篠津や千駄野では農作物やペットへの影響が出ており、市は注意を呼びかけています。
アライグマは夜活動的になる為、昼間はこんな感じです。すいません。_| ̄|○
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ふさふさの尾にしま模様、大きな目と耳が特徴的なアライグマ。
そのかわいらしい姿とは裏腹に、体長は約80センチ、体重は5〜9キロと意外と大きく、刺激を与えると攻撃的になることもあります。篠津のある農家では、収穫間近だったとうもろこしが食い荒らされる被害が。
また、千駄野にお住まいの方からは、「飼っていた亀がすべて食べられてしまい、メダカにも大きな被害が出てしまった」とのお話も伺えました。
市ではこうした被害の広がりを受けて、希望者に対してアライグマ捕獲用の捕獲機(わな)の貸し出しを行っています。対象は市内在住の方で、設置や回収方法などについても案内を受けることができます。
アライグマは見た目に反して知能が高く、好奇心旺盛。人の生活圏にもすぐに入り込んでしまいます。もともとは日本にいなかった動物で、ペットとして飼われていた個体が逃げ出したことが、野生化のきっかけとされています。また、近年では温暖化により山の餌が減少したことや、放置農地・空き家の増加も影響していると言われています。
アライグマの増加は、環境の変化とも深く関係しているのかもしれません。埼玉県内では、アライグマによる年間の被害額が1,000万円を超えており、蓮田市でも同様の被害が報告されています。感染症を媒介するリスクもあるため、見かけた際は決して近づかず、市や専門機関へ連絡するようにしましょう。
私たちの暮らしを守るためにも、地域での冷静な対応と、正しい知識の共有が大切です。捕獲機の貸し出しについては、市の公式ホームページなどで詳細をご確認いただけます。
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